美容・形成外科・頭髪治療専門クリニック

ご予約
お電話
お知らせ
アクセス
診療時間

ほくろについて

ほくろは直径が1cm未満の黒あざのことで、表皮にしか存在しないメラニン細胞が真皮内で増殖したものです。母斑のことを指すことがほとんどですが、母斑も平坦なものから隆起したもの、色の薄いものや赤い色・青い色・茶色い色など様々です。ほくろには皮膚がんが含まれることが稀にあるため、診断と治療には経験が必要です。

ほくろの治療方法

ほくろの治療はその大きさ、平坦か隆起しているか、存在部位などで治療法が異なってきます。

炭酸ガスレーザーによるほくろの治療

小さく平坦なものは炭酸ガスレーザーでの蒸散が勧められます。これは自費での治療となります。

手術によるほくろの治療

大きなもの、隆起しているもの、傷の治りづらい部位のものは切除縫合、皮弁形成、植皮術などの方法が選択されます。保険診療での治療となることが多いと思われます。悪性腫瘍と診断した場合、専門機関へ紹介させていただく場合が有ります。

手術治療はほくろの部位・大きさにより異なります。
医師が最適な治療をご提案いたしますので、まずはカウンセリングにお越しください。

しみについて

しみはメラニンと呼ばれる茶色い粒子が皮膚に偏在することによって形成される色むらのことを言います。しみという言葉にはいろいろな疾患・状態が含まれ、日光性色素斑や肝斑、脂漏性角化症、後天性真皮メラノサイトーシスなどが代表例です。しみの治療はその疾患や状態によって異なります。

しみの診断方法

しみの発生年齢や経過、色調や大きさ、前駆する発症原因などから診断します。当院ではダーモスコープ やビデオマイクロスコープなどのメラニン分布画像で判断します。

30~40歳以降に発症することが多い、大きさはさまざまの濃褐色類円形の色素斑として観察される。しみとしては最もよく観察される平坦な色素斑です。日光性色素斑の角化が進行するとザラザラと盛り上がった脂漏性角化症に移行する場合があります。

幼児期に発症し、思春期に顕著になる直径2〜3mmの淡褐色の多発する不整形の色素斑で遺伝性を有することが多い色素斑です。色素細胞の異常が原因で、紫外線に対する感受性が亢進しており、紫外線に暴露されると治療後でも容易に再発します。

20歳以降の女性に多い、両頬から下眼瞼、鼻や前額などに青みがかった褐色の細かい色素斑が集簇するものです。真皮の色素細胞が日光やホルモンなどの因子によって活性化して生じるものと考えられています。

30〜40歳代の女性に多い、先行する明らかな炎症を伴わない左右対称性の境界が比較的明瞭な不規則な地図状の色素沈着で、頬骨部や前額、眉毛上などが好発します。紫外線やホルモン、経口避妊薬などで増悪します。洗顔や化粧落としなどの繰り返される擦過が原因である可能性が高い色素斑です。

皮膚炎後の色素沈着で、赤みを帯びた黒褐色から紫褐色の色素斑で、アレルギー性の機序のものと慢性刺激性の機序によって生じるものとがあります。痒みを伴うことが多く、形は様々です。

しみの治療方法

しみの治療は整容的な意味合いの治療であり、角質肥厚の著明な脂漏性角化症を腫瘍として切除する以外は保険適応外です。しみの治療には内服療法、外用療法、光治療(IPL+高周波:フォトRF)、炭酸ガスレーザーやQスイッチのルビーレーザーを行っています。

老人性(日光性)色素斑,日光黒子

老人性色素斑は表皮の色素増生であり、メラニンへの光吸収率の高い波長のQスイッチ(ナノ秒)のルビーレーザーを用いて治療します。レーザー照射後に照射部位が白色に変色する数値で照射し、ステロイド含有軟膏を塗布して皮膚色のサージカルテープで被覆します。軟膏塗布と被覆は10日間継続する。照射部位は黒褐色の痂皮となり、7日から10日で自然に脱落し、下床はピンク色の新生皮膚となります。照射後は紫外線から防御するよう指導しています。体質により、照射後1か月弱より患者さんの1〜2割に反応性の炎症後色素沈着を認めることがあります。通常、自然消退しますが、状態により、ビタミンCやトラネキサム酸の内服、ビタミンCクリームやハイドロキノン軟膏などを外用させる場合があります。

脂漏性角化症

角化により厚くなっている為Qスイッチルビーレーザーでは反応が乏しいことが多く、炭酸ガスレーザーで蒸散・乾固させて肥厚した角層を削り取って治療します。レーザー治療後は浅い擦りむき傷が出来た状態になる為、軟膏を外用して湿潤状態で治療します。肌色のテープを貼っていただき、上皮化の完了まで肌を保護します。上皮化が完了するといったんピンク色となり、時間をかけて肌の色に落ちつきます。ピンク色の時期の紫外線にあたると色素沈着を起こすことがありますので、紫外線から保護してもらうようにしています。

そばかす(雀卵斑)

雀卵斑の治療の第一選択も、老人性色素斑と同じくメラニン吸収性の高いレーザーを用いた治療です。ダウンタイムを望まない場合は複数回の光治療(フォトフェイシャル)で徐々に薄くしていく治療もすすめられます。

後天性真皮メラノサイトーシス

後天性真皮メラノサイトーシス治療もメラニン吸収性が高いQスイッチレーザーで行います。1回のレーザー照射で異常メラノサイトが破壊されないことも多く、半年ほど待って2回目の照射を行います。通常、3回程度の治療が必要になります。

肝斑

肝斑の発生機序は今だ解明されていませんが、紫外線暴露で増悪し、慢性の皮膚擦過やホルモンの変動も関係していると言われています。肝斑の治療においては紫外線暴露の回避や皮膚への擦過刺激を回避するための擦り過ぎない洗顔の指導、乾燥を防ぐスキンケアが大切で、トラネキサム酸の内服が推奨されます。

炎症後色素沈着

基本的には時間の経過を待つことである。トラネキサム酸やビタミンCの内服は推奨されます。

PAGE TOP